医学、薬学、看護関連の本
淺野 周 著 A5判 並製 152頁 ISBN978-4-86251-156-0 C3047 鍼と灸は、昔から車の両輪だとされている。しかし、灸(直接灸)は熱く、その痛みに耐えられる人は少ない。そのため、温灸が生まれたが、直接灸と温灸とでは作用が違う。 一方、鍼の痛みにはほとんどの人が耐えられる。先端を炎で熱して施術する「火鍼」は、直接灸の効果を併せ持ち、調節経気、温通経脈などの治療作用がある。〓穴や部位に温熱刺激することで、身体の陽気を高め、正気を元気づけ、臓腑を調整し経気を激発し、経脈を温通させ、活気行気する。こうした火鍼の作用は、助陽補虚、昇陽挙陥、消〓散結、生肌排膿、除麻止痙、〓痛止痒など、さまざまな疾患を治療する。 「火鍼」は、直接灸の効果を併せ持つ鍼治療である。本書は火鍼による治療法を症例別に、 【病因】 【治療(ツボの位置と鍼の動かし方)】 【文献(中国の参考文献の和訳)】 【カルテ(火鍼による治療事例)】 【備考(その他の注意点)】 に端的に整理しまとめた。
三和書籍
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